バルセロナは26日、フランシスコ・トリンコンの入団会見を実施、その際にクラブの強化担当責任者のラモン・プラネス氏がリオネル・メッシの退団報道について答えた。そのもようをスペイン紙アス電子版が伝えている。

プラネス氏はクラブに退団の意向を通告したメッシについて、「それが重大なニュースであることを分かっているが、我々は何度も言ってきた。クーマン(新監督)や会長、強化担当責任者はともに将来的にメッシについて考えているし、我々はメッシと一緒に新たな勝利のサイクルを構築しているところだ。我々は起こったことについて結論を出す必要がある」と見解を述べた。

メッシが一方的に契約解除できるかについては「我々は契約上、メッシの退団を考えていないし、クラブに残ることを望んでいるし、私は将来がポジティブになると確信している。メッシはバルサに多くのものをもたらせてきたし、バルサも彼に多くのものを与えてきた。我々はバルサとメッシの結婚が続くために闘う必要があるし、両者にとってベストの解決策を見つけるため、クラブ内で多くの時間を費やしてきた」と返答した。

メッシが退団した場合、Bプランが存在するかについては「我々は多くのものを勝ち取ってきた偉大な選手たちとともに、若さのある勝者のチームをつくるつもりだ。それがシナリオであり、我々のロードマップだ。レオもバルサも両者間で争いをするには値しない」と説明した。

メッシが残留するかどうかでクラブ首脳陣の意見が分かれているかについては「全くない。サッカーを理解するものはレオを抱えることを望んでいる。彼のプレーを見るのは大きな楽しみだよ」と否定した。

戦力外通告が電話で行われていることが適切なやり方かについては「我々は新しいプロジェクトを内部で進めている。クーマンは最初の時からそのプロジェクトに取り組むつもりだと言っていたし、彼はすでに多くの選手と話している。会話は内部でのプライベートなものだ」と答えた。

メッシが31日開始予定のプレシーズン初日の練習に参加しないと言ったかについては「彼はそのことについて我々に何も言っていない。君たちの懸念を理解しているが、全ての会話は当事者間にとどまる必要がある」と語った。

今季のメンバーが昨季よりも良くなると確信しているかについては「我々はそのために戦っているし、目標は最高の選手をクラブに連れてくることだ。結果がすぐに出ないこともあるので、報われることの少ない仕事だけどね。デヨングとラングレもまたクラブの未来だし、我々は毎年、ベストメンバーをつくる仕事に取り組んでいる」とコメントした。

(高橋智行通信員)