バイエルン・ミュンヘンのカメルーン代表FWエリック・チュポモティング(31)が、自らのゴールなどで2-0で勝利した試合後、ピッチに片膝をつき、腕を突き上げるポーズを見せた。

前日8日に予定されていた古巣パリ・サンジェルマンとバシャクシェヒル(トルコ)との試合が、第4の審判による人種差別的発言で、翌日に延期となった。チュポモティングは自らの行動で、差別を許さない姿勢を示そうと考えたのだった。

チュポモティングはロコモティフ・モスクワ戦後、スカイスポーツのインタビューで「昨日、何が起きたかは分かっていた。ああいうのを見るのは悲しい。でも今日(のパリ対バシャクシェヒル戦で)両軍選手が見せた差別に反対するリアクションは素晴らしかったと思う」と話し、「差別に対する戦いはこれからも続く。差別から目をそらしてはいけないし、積極的に発言していかないといけない」と強調した。