10日のFA杯3回戦でトットナムと対戦する8部マリンが、エバートンとリバプールに感謝した。

ESPN電子版によると、マリンは2クラブの近隣で活動するアマチュアクラブ。選手はごみ収集や自動車工場勤務、教師などさまざまな仕事をしながらプレーしているが、新型コロナウイルスまん延のため、普段使っている練習施設が閉鎖となり、トットナム戦への準備ができないでいた。

だが7日にエバートンが練習場を提供。9日にはリバプールの施設でトレーニングを行うという。マリンのヤング監督は「2クラブが我々のために手を差し伸べてくれてとてもうれしい。我々はイングランドのトップチームの1つと、クラブ史上最大の一戦に臨もうとしている。にもかかわらず7日に練習する場所がなくて困っていた。彼らの助けがなければ、戦術ボードとビデオを見るだけの準備になっていただろう」と話した。

ヤング監督は「FA杯3回戦では(スタメン11人以外に)9人の控え選手が認められているが、9人もそろわないと思う。それが我々の現実だ」と苦笑しながらも「史上最高の監督の1人が指揮する素晴らしいチームと対戦するんだ。我々にとって夢のようだよ」とモウリーニョ監督率いるトットナムと戦うことを楽しみにしていた。