アーセナルMFメスト・エジル(32)が自身の今後の見通しを語った。SNSでのファンとのやりとりをもとに、英BBC電子版が報じた。

アルテタ監督の構想外となっているエジルは昨年3月7日ウェストハム戦以来、試合に出場していない。今年6月で契約満了となるが引退は考えていないそうで「引退前にプレーしたい国が2つある。トルコと米国だ。もしトルコへ行くとすればフェネルバフチェ以外、考えられない」と話したという。

欧州メディアでもフェネルバフチェへの移籍の可能性が取りざたされているが、エジルは「僕はドイツでフェネルバフチェファンとして育った。(自分のような)トルコ系ドイツ人はみんな少年時代にトルコのチームを応援するんだ。僕の場合はフェネルバフチェ。トルコのレアル・マドリードで一番大きいクラブだ」と説明した。

エジルは13年に移籍金4250万ポンド(当時約63億5000万円)でレアル・マドリードからアーセナルへ移籍。しかし今季はプレミアリーグ、欧州リーグともに25人の登録メンバーにも入っていない。それでもエジルは「ここまでいろいろな浮き沈みがあったけど、アーセナルに入ったことを後悔はしていない。コロナが猛威を振るう前の昨年2、3月の試合では本当に楽しめたんだ。ただ、残念ながらコロナがまん延してすべてが変わってしまった」と話した。