ドルトムントが、23年まで契約の残るイングランド代表FWジェイドン・サンチョ(21)を移籍金1億ユーロ(約130億円)で放出する意思があると、ESPN電子版が報じた。

サンチョについては昨夏も移籍の可能性があったが、ドルトムントが移籍金を1億2000万ユーロ(約156億円)に設定。マンチェスター・ユナイテッドなど獲得に興味を示していたクラブも高額な移籍金を支払うことをためらい、移籍は実現しなかった。

そこから1年が経とうとしており、ドルトムントも金額を見直し、1億ユーロに設定したという。ドルトムントのスポーツ・ディレクター、ミヒャエル・ツォルク氏も「一定の条件のもと」で移籍の可能性があることを示唆している。

ツォルク氏は地元メディアに対し「昨夏、サンチョと“紳士協定(=不文律)”を結んだ。一定の条件のもと、彼はクラブを離れることができる。タイミングと金額が(移籍決定の)要因となる」と発言。一方でノルウェー代表FWハーランドについては「そのような取り決めはない」とし、こちらは来季残留が既定路線だと強調した。