欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝では、若手の活躍にも注目だ。マンチェスター・シティーMFフィル・フォーデン(20)とチェルシーMFメイソン・マウント(22)は評論家たちの間でも「世界トップの2人になれる」と絶賛される逸材。CL決勝でも違いを生み出し、さらなる飛躍が期待される。

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6歳からチェルシーの下部組織に所属し、今季リーグ戦36試合で6得点5アシストと花開いたのがMFマウントだ。派手なプレーはないが、シュートやターンなどの技術がしっかりしていて、戦術眼もある。クラブ発表では178センチ、70キロとなっているが、ピッチ上での存在感はそれ以上だ。1月に解任されたランパード前監督に重用され、新任トゥヘル監督のもとで輝きを増して周囲を驚かせた。同監督は「彼は才能、フィジカル、メンタルのすべてを備えている。一番素晴らしいのは人間性だ」と期待している。