初出場の北マケドニアが1-3でオーストリアに敗れた。

だが北マケドニアのスーパースターで、背番号10番を背負うFWゴラン・パンデフ(37=ジェノア)が自身の、そして同国にとっての欧州選手権初ゴールをマークした。

1点を追う前半28分。味方と相手GKが交錯し、こぼれたボールを左足で押し込んだ。一時同点となるゴールにスタジアムのファンは大歓声を送り、パンデフは文字どおり仲間からもみくちゃにされた。

FIFAランキング62位の北マケドニアはワールドカップ(W杯)には出たことがなく、欧州選手権も今回が初出場。パンデフが01年に17歳で代表デビューを果たしてからちょうど20年後、うれしいメジャー大会での初ゴールとなった。

37歳321日でのパンデフのゴールは欧州選手権史上、2番目に高齢なゴール。1番はJリーグ名古屋でもプレーしたオーストリア代表イビツァ・バスティッチが38歳257日で決めたものだという。