昨夏同様に日本代表MF久保建英(20)の来季の去就が日々騒がしくなり、マジョルカ、エスパニョール、ベティスの名前が報じられ始めている中、スペインのラジオ局カデナ・コペが15日、「久保のマジョルカ復帰オペレーション?」と題し、マジョルカが再びの期限付き移籍に向けて本格的に動く可能性があることを伝えている。

同メディアのマジョルカ支部が入手した情報によると、マジョルカはすでに久保復帰に対する問い合わせをしているという。また久保も、当時所属した際に一緒にプレーした選手が今も多く残っており、自身のチームへの順応がとても素晴らしかったため、復帰を前向きに捉える可能性が高いと見ている。

さらに「久保はマジョルカで居心地の良さを感じており、主役になれることを分かっている」と昨季出場機会に苦しんだビリャレアルやヘタフェと異なり、マジョルカ復帰が素晴らしい選択肢であることを強調した。

昨季、久保のヘタフェでのチームメートだった34歳のベテランのスペイン人FWアンヘル・ロドリゲスも、2年契約でのマジョルカ行きが間近に迫っているという。

久保がマジョルカに所属した際の2019-20シーズンのリーグ成績は35試合(先発23試合)、2309分出場、4得点4アシスト。一方、ビリャレアルとヘタフェでの昨季のリーグ成績は31試合(先発10試合)、1093分出場、1得点1アシストと、出場時間がマジョルカ時代の半分以下だった。

(高橋智行通信員)