クロアチアが延長戦で力尽きた。

前半20分に幸運な形で先制した。相手GKが味方のバックパスをトラップミス。ボールはGKの右足をかすめてそのままゴールに飛び込んだ。

クロアチアはその後、3点を失ったが、後半40分にFWオルシッチ(ディナモ・ザグレブ)が反撃のゴール。ロスタイムには左クロスにMFパシャリッチ(アタランタ)が頭を合わせて同点とした。

延長戦では足が止まって2失点。8強入りはならなかった。主将のMFモドリッチ(レアル・マドリード)は「ラッキーなゴールで先制した後、60分間くらいは向こうが上だった。僕らは自陣で引いてしまい、相手にプレーをさせてしまった。でも僕らがより攻撃的になったことで、チャンスも多くつくれたし、同点にできた。気持ちの強さを見せることができたと思う。延長戦では、はじまってすぐの2度の得点チャンスを生かせず、相手に点を与えた後は反撃する力が残ってなかった」と振り返った。新型コロナ感染により、2戦連発中だったペリシッチ(インテル・ミラノ)を欠いたのも響いた。