欧州選手権決勝トーナメント1回戦でイングランドに敗れたドイツ代表のMFトニ・クロース(31=レアル・マドリード)が、自身のSNSで代表引退を表明した。

10年に代表デビューしたクロースは、14年W杯ブラジル大会優勝に貢献するなど長年にわたってドイツをけん引し、106試合で17ゴール19アシストをマークした。

クロースはツイッターに「(欧州選手権決勝までプレーし)109試合に出場して、もう1回メジャーなタイトル、欧州選手権優勝を勝ち取って終わりたかった。そうなるようにすべてを出し切った。この大会が最後ということはずいぶん前から決めていた」などと記した。

来年はワールドカップ(W杯)カタール大会が行われるが、以前から同W杯には出場しないつもりだったと説明し、今後はクラブでのキャリアと、家族と過ごす時間を大事にしたいとした。

ファンへの感謝の気持ちををつづった後、「最後に、心からヨギ・レーウ監督に感謝したい。彼が僕をドイツ代表に、そしてW杯王者にしてくれた。僕を信頼してくれて、一緒に長いサクセスストーリーを築き上げることができた」と、今大会を最後に退任する指揮官への気持ちを記した。