6日に行われた欧州選手権準決勝で、PK戦の末に惜しくもイタリアに敗れたスペインについて、スペイン紙マルカが大会総括のアンケートを実施した。その結果を8日に伝えている。
今大会、スペインで最も高い評価を受けた選手は、準決勝までの全6試合に先発出場したバルセロナの18歳MFペドリ。17万を超える投票の中、チームMVPに選ばれている。そしてルイスエンリケ監督およびチームの評価はともに4段階中、上から2番目と及第点だった。
今大会では大幅な若返りを図った中、若い才能が芽を出したことがポジティブにとらえられている一方、スペインが以前より抱えている重要な局面での決定力不足が最終的に懸念される結果となった。
来年W杯カタール大会に臨むスペインの将来については、多くの人々が今大会で成し遂げたことをうまく改善できれば成功できると判断しており、そのためには得点力のあるストライカーが不可欠だと考えている。
・チームMVP(投票:17万2012人)
<1>ペドリ 56%
<2>ブスケツ 13%
<3>ダニ・オルモ 12%
<4>ウナイ・シモン 6%
<5>モラタ 4%
<6>ラポルテ 3%
<7>その他の選手 3%
<8>サラビア 2%
<9>フェラン・トーレス 1%
・ルイスエンリケ監督の評価(投票:6万8339人)
<1>優 27%
<2>良 44%
<3>可 19%
<4>不可 10%
・スペインの評価(投票:6万8917人)
<1>優 24%
<2>良 56%
<3>可 16%
<4>不可 4%
・最も良かった点(投票:6万7789人)
<1>頭角を現した若い才能 47%
<2>良くまとまったグループ 33%
<3>ファンを再び魅了したこと 12%
<4>ルイスエンリケ監督の指揮 8%
・最も悪かった点(投票:6万7691人)
<1>重要な局面での決定力不足 70%
<2>守備面での力強さの欠如 13%
<3>経験豊富な選手の欠如 11%
<4>強豪と対戦した際に敗れたこと 6%
スペインの将来(投票:7万3999人)
<1>いくつかの点を改善できれば良い結果を得られる 62%
<2>ワールドカップで皆に喜びを与えることができる 28%
<3>メンバーの半分を変更する必要がある 10%
・スペインが将来に向け欠いているもの(投票:6万6625人)
<1>得点力のあるストライカー 62%
<2>アンス・ファティが負傷前のレベルを取り戻すこと 12%
<3>よりパワフルなCB 8%
<4>もう少しの運 5%
<5>セルヒオラモス復帰 5%
<6>何もなし 3%
<7>その他 3%
<8>ペドリのパートナー 2%
(高橋智行通信員)