アーセナルのアルテタ監督が9日の記者会見で、ボローニャから移籍加入したDF冨安健洋(22)への期待などを語っている。

アーセナルは現在開幕から3連敗で最下位。早くもアルタテ監督の去就問題が取りざたされる中、11日にはホームにノリッジを迎え、なんとか今季初勝利を挙げたいところだ。

そのノリッジ戦で冨安がデビューする可能性を尋ねられ、同監督は「まず必要なのは労働許可証だ。クラブは数時間以内にそれを用意できるよう尽力している。たぶん今日初めて彼に会い、一緒にトレーニングをし、本人の状態を見ることになる。彼はプレーしてきているので、完全にフィットしているはずで、我々は感銘を受けている。それが彼とサインをかわすと決めた理由だ」。即戦力として認め、労働許可証など条件が整えばデビューする可能性はありそうだ。

「トミ(冨安)は、まず4バックのどのポジションでもプレーできる能力を持っている。4バックでも3バックでも対応できる。そうした多様性があり、右サイドバックではさまざまな資質を与えてくれる。我々が長い間追いかけ続けてきた選手であり、このチームに欠けていた資質をもたらしてくれる」と期待を寄せている。

これまで選手の故障や新型コロナ感染、出場停止処分などにより、なかなかベストメンバーで戦えていなかっただけに「結果について言い訳はしたくないが、ここ3~4週間を公平に振り返ると、そういうことになる。この週末で急激に変わると願っている」とも話している。