13日にスイス・ニヨンの欧州サッカー連盟(UEFA)本部で行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント(T)1回戦の組み合わせ抽選が、技術的な不具合、手順ミスのために前代未聞の再抽選となった。1度決定した組み合わせが、協議の末、約3時間後にやり直しとなった。

ビリャレアル(スペイン)の相手を決める際、同じ1次リーグF組で決勝T1回戦では対戦できないはずのマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のくじが引かれるミスが発生。さらにアトレチコ・マドリード(スペイン)の相手を決める際には、今度はマンチェスターUのくじが入っておらず、代わりに同じ1次リーグB組だったリバプール(イングランド)のくじが混入していたという。

アルゼンチン代表FWメッシが所属するパリ・サンジェルマン(フランス)対ポルトガル代表FWロナウドのマンチェスターU(イングランド)という夢のカードがいったんは決まったが、UEFAが抽選全体を無効と判断。抽選システムをつかさどるソフトウエアの不具合だと説明して再抽選を行った。

再抽選では日本代表FW南野拓実が所属するリバプール(イングランド)がインテル・ミラノ(イタリア)と対戦することが決定。メッシのパリSGはレアル・マドリード(スペイン)と、ロナウドのマンチェスターUはAマドリードと戦うことになった。

 

◇ザルツブルク(オーストリア)-バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)

 

◇スポルティング(ポルトガル)-マンチェスター・シティー(イングランド)

 

◇ベンフィカ(ポルトガル)-アヤックス(オランダ)

 

◇チェルシー(イングランド)-リール(フランス)

 

◇アトレチコ・マドリード(スペイン)-マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)

 

◇ビリャレアル(スペイン)-ユベントス(イタリア)

 

◇インテル・ミラノ(イタリア)-リバプール(イングランド)

 

◇パリ・サンジェルマン(フランス)-レアル・マドリード(スペイン)

 

試合はホーム・アンド・アウェー方式で行われ、1次リーグ各組2位チームが第1戦ホーム。第1戦が2月15、16、22、23日に、第2戦が3月8、9、15、16日に開催される。