前回王者パリ・サンジェルマンがPK戦の末にニースに敗れ、8強入りを逃した。

パリSGはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)が新型コロナウイルスから回復して以来、公式戦初先発。フランス代表FWキリアン・エムバペ(23)も後半19分からイカルディに代わって途中出場した。

この日は先発が背番号1番から11番をつけるというフランス杯のルールに基づき、メッシが普段の30番ではなくバルセロナ時代につけていた10番、エムバペは7番ではなく17番でプレーした。

試合は0-0のままPK戦に突入。パリSGはメッシ、エムバペと成功させていったが、パリSGから期限付き移籍中の相手GKマルシン・ブルカ(22)に3人目のパレデス、7人目のシャビ・シモンズが止められて敗れた。

「僕はパリSGを本当にリスペクトしている。パリSGから期限付きで来ているわけだし、愛するクラブだから」というブルカは「彼らのことは分かっているけど、もっと感覚的に動いた。飛んだ方向が合っていて、止めることができたよ」と話した。

同GKはパリSGでは通算2試合しか出場したことがなく、本拠地パルク・デ・プランスでは初めてのプレー。「家族も来ていたし、うれしい。家族が試合を見たのは初めてなんだ」と笑顔を見せた。

一方、パリSGのポチェッティーノ監督は「我々はニースより良かったし、勝ちにふさわしかった。だが十分なチャンスをつくることができなかった。もっと効果的に攻めるべきだった。PKは宝くじのようなものだ」などと話した。