アイントラハト・フランクフルトは18日、今季限りで契約の切れる元日本代表DF長谷部誠(38)と5年間契約を延長したと発表した。

クラブの説明によると、選手としては22-23年シーズンまでプレーして引退。その後、コーチに転身し、26-27年シーズンまで指導を行う契約になっているという。

長谷部は14年にニュルンベルクからEフランクフルトに加入。現在の所属選手の中では最多となる公式戦256試合に出場している。チームの中での信頼も厚く、今季は副将を務めている。

長谷部はすでに引退後を見すえてコーチングライセンス取得へ向けても動きだしており、昨年末にはEフランクフルトの下部組織で指導も行った。

スポーツ・ディレクターのマルクス・クレシェ氏は「長谷部誠はすべてのクラブが望む選手。あの年齢になってもブンデスリーガでプレーできる高いレベルの技術を持っている。また人間的にも、特に若い選手にとってとても重要な存在だ。長谷部がお手本としてクラブに長い期間とどまることは我々にとってとても大事なことで、そうすることで我々も彼にプロのコーチとして経験を積む機会を与えることができる」などと説明した。

Eフランクフルトのアンバサダーとしても活動している長谷部はクラブを通じ「ここ数年でフランクフルトはわが家となりました。我々はこの8年間、ともに多くを成し遂げ、経験してきました。その旅路がまだ続くことをうれしく思います。まだコンディションも良く、高いレベルでプレーできると思っています。それに加え、Eフランクフルトは私に高いレベルでのコーチとしての最初の1歩を踏み出す機会を与えてくれます。それにもとても感謝しています」とコメントした。