パリ・サンジェルマンが1-1でランスと引き分け、2季ぶり10度目の優勝を果たした。優勝回数はサンテティエンヌの最多記録に並んだ。

パリSGは退場者を出した相手を攻めあぐねていたが、0-0の後半23分、FWネイマールからのパスを受けたFWメッシがゴール正面約23メートルの位置から左足ミドルシュートを突き刺して先制した。

パリSGは終了間際に追いつかれてドローに終わった。それでも5試合を残す2位マルセイユとの勝ち点差を16に広げ、優勝を決めた。

ただ英BBC電子版によると、いまだに欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦敗退を快く思っていない一部ファンは選手たちと優勝を祝うことを拒否。試合終了15分前には客席を離れ、スタジアムの外でサポーターだけで大騒ぎしたという。

パリSGのポチェッティーノ監督にとって、過去に率いたすべてのクラブを含めて、これが自身初のリーグ戦優勝。サポーターからブーイングされることも多かった指揮官は「我々はファンとの難しい時期を過ごしてきた。今後は関係がより良くなることを願っている。我々は民主主義の中で生きているから、すべての抗議を受け入れる。ただ、優勝したことに対してはリスペクトを示すべきだと思う」などと話した。

MFベラッティもファンが早々とスタジアムの外へ出て行ったことについて「理解できない。マドリードでのこと(欧州CL敗退)にがっかりしているのは分かるけど、どこかで前へ進まないと」と苦言を呈し、DFマルキーニョスも「あの雰囲気は恥ずべきものだ」と話していたという。