シュツットガルトの日本代表MF遠藤航(29)が、リーグ最終節でヒーローとなった。1部残留へ負けられないケルン戦。1-1の後半ロスタイムだった。左CKをニアにいた伊藤洋輝(23)が頭でそらし、ファーサイドにいた遠藤がダイビングヘッドを決めた。

試合はそのまま終了。今季4点目の貴重な勝ち越し弾が、決勝点となった。

残留を争っていたヘルタ・ベルリンが逆転負けしたため、シュツットガルトは勝ち点33で並び、得失点差で上回り、残留が決まった。遠藤は試合後に、仲間たちから胴上げされるなど、試合のキャプテンとして立役者となった。

肩書もまた1つ加わった。これでシーズンの全日程が終了。遠藤はデュエル(競り合い)勝利数で「448」回をマークし、昨年(476回)に続き、2年連続でデュエル王に輝いた。

2位のフライブルクFWルーカス・ヘーラーの「437」回に、大差をつける数字。日本が誇るデュエルモンスターとして、ドイツの地で着実に成長を続け、ワールドカップ(W杯)カタール大会を見すえている。