レアル・マドリードのDFマルセロ(34)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝後、「僕にとってこれがRマドリードでの最後の試合」と、契約が満了する今季限りでの退団を明言した。

出番がなかったマルセロは試合後、インタビューに答え「僕にとってこれがRマドリードでの最後の試合なので信じられないほどたくさんの感情がある。マドリーを去ることになるが、欧州CLに優勝して退団できることは計り知れない喜びだ。今日は悲しい日ではない。僕たちは話し合ったし、そうすることがベストだという決断を下したんだと思う。僕はもうRマドリードでやるべきことは全てやった。世界最高のクラブに15年半もいられたことは幸運だった」と話した。

マルセロは「喜びと感動でいっぱいだ。チームメートや家族を見ると話すのが辛い。今季はとても良かったし、それに値するものだった。今、僕の頭の中はおかしな感じになっている」

「僕は欧州CLに5回勝つことができたが、まさか自分の人生でこんなにもたくさん優勝できるなんて想像していなかった」などと続けた。

マルセロは07年1月のRマドリード加入後、公式戦545試合に出場して38得点を記録。クラブ史上最多となる25のタイトルを獲得し、華々しい形で退団することになった。(高橋智行通信員)

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