ロシアによるウクライナ侵略によって延期されていた22年ワールドカップ(W杯)カタール大会欧州予選プレーオフA組準決勝が開催され、ウクライナが3-1でスコットランドを下し、代表決定戦に進出した。

ウクライナは前半33分にヤルモレンコ(ウェストハム)、後半4分にヤレムチュク(ベンフィカ)が立て続けにゴールを決めてリード。

1点を返された後の後半ロスタイムにはドフビク(ドニプロ1)がダメ押しした。

フル出場したMFジンチェンコ(マンチェスター・シティー)は「試合が開催されることについて神に感謝したい。僕らは今日の試合を見ているすべてのウクライナファンのために最高のパフォーマンスを披露し、感動を届け、良い気分になってもらうためにプレーした」

「スコットランドは難しいチームだし、簡単な試合にはならないことは分かっていた。でも僕らはチームとして1つになっていたし、全員で良いプレーができたと思う」などと話した。

ウクライナ代表は戦争のために昨年11月にボスニア・ヘルツェゴビナ戦を行って以来、試合を行うことができず、5月11日のボルシアMGとの親善試合で活動を再開したばかりだった。

代表決定戦は5日に行われ、ウクライナはアウェーでウェールズと対戦する。