【ドーハ(カタール)=千葉修宏】22年ワールドカップ(W杯)カタール大会出場をかけた大陸間プレーオフが行われ、オーストラリアが0-0からのPK戦を5-4で制してペルーに勝利。5大会連続6度目のW杯出場を決めた。

両軍何度か惜しいチャンスがあったが、得点は奪えなかった。オーストラリアは後半40分にDFベヒッチ(トルコ1部ギレスンスポル)がドリブルで持ち上がり、1人、2人とかわして右足シュートを放ったが、わずかにゴール右にそれた。終了間際には左クロスをMFフルスティッチ(アイントラハト・フランクフルト)が左足で合わせたが、GKにキャッチされた。

延長戦ではペルーが惜しい場面をつくった。延長後半3分、左クロスをフローレス(米MLS・DCユナイテッド)がヘディングシュート。これが右ポストをたたいた。だがゴールには入らず、そのままPK戦にもつれ込んでいた。

サポーターの数では圧倒的にペルーが上回っていた。オーストラリアのゴール裏以外はほとんどがペルーサポーター。オーストラリアのファンの数十倍はいようかというサポーターが大声援を送った。だがそんな「敵地の雰囲気」にも負けず、オーストラリアがW杯切符をつかんだ。