サッカーの元ロシア代表主将イゴール・デニソフ氏(38)が、インタビューの中でロシアによるウクライナへの侵攻を批判したと、英BBCが報じた。

スポーツジャーナリストのノーベルアルスタミアン氏によるインタビューはYouTubeで公開され、その中でデニソフ氏はウクライナ侵攻を「大惨事」「完全な恐怖」と呼んだという。

08年から16年まで代表54試合に出場したデニソフ氏は「多分、彼らは私を刑務所に入れたり、これらの言葉のために私を殺したりするでしょう。しかし私はありのままを言っています」とも話しているという。

一方でデニソフ氏は母国を愛しているため、離れたくはないようだ。

また2月24日に始まった侵攻に反対の意を表明するため、プーチン大統領に手紙を書いたという。「私は誇り高い男です。これは3、4日後のことでした。私は彼に、あなたが全てを止めるためにあなたの前にひざまずく準備ができているとさえ言った」と明かしたようだ。

ロシアのメディアは、ウクライナで起こっていることについて「戦争」または「侵略」という言葉で表現すると、罰金処分が科されることもある。インタビュー中では、ウクライナ侵攻を指すためにデニソフ氏が使った特定の単語には、空白やノイズ音が流されたという。