マンチェスター・シティーのフェラン・ソリアーノCEOが今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制したレアル・マドリードについて、「パリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスターC、リバプール相手に敗北に値した」とコメントした。

フェラン・ソリアーノCEOが26日にポッドキャストの番組「Dr Football」で今季を振り返った。その際、欧州CL史上最多14回目の優勝を達成したRマドリードについて、「人々は今、近年のRマドリードの成功を話題にしているが、それには少し運に恵まれたと言ってもいいと思う。彼らはパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスターC、そしてリバプール相手に敗北に値したと言えるだろう」と言及し、欧州CLの決勝トーナメントの各ラウンドで負ける可能性があったことを強調した。

続けて、「80年代後半、エミリオ・ブトラゲーニョを擁したRマドリードは史上最高のチームのひとつだったが、欧州CLを制することができなかったことを人々はもう覚えていない」と付け足した。

マンチェスターCのタイトルの優先順位に関しては「欧州CLは運の要素もあるので我々の主要な目標ではない。準決勝のように調子を崩し敗退の憂き目に遭う試合はごくわずかしかない。一方、リーグ戦を制するのはそのリーグ最高のチームであり、それが我々の糧であり生業だ」と見解を示した。

マンチェスターCは今季の欧州CL準決勝でRマドリードと対戦。延長戦の末に逆転負けを喫し、2試合合計5-6で敗退していた。(高橋智行通信員)