レアル・ソシエダードが、日本代表MF久保建英(21)を獲得候補に挙げていると、スペイン紙「アス」が11日に報じた。同紙によれば、久保の他に昨季、期限付き移籍で所属したパリ・サンジェルマンの元ブラジル代表MFラフィーニャ、トットナムのスペイン代表FWブライアン・ヒルの計3人が獲得候補だという。

同紙はRソシエダードのジョキン・アペリバイ会長が数日前に「もう1人加入する可能性があり、それ以降は様子を見ていくつもりだ」と語ったことを受けて「3人(久保、ラフィーニャ、ブライアン・ヒル)のうちの誰かが、会長の示唆した3番目の補強選手になるのが論理的だ」と伝えた。

Rソシエダードは今夏、積極補強を敢行。既にU-21フランス代表FWモハメド=アリ・チョーを移籍金1100万ユーロ(約15億4000万円)、スペイン代表MFブライス・メンデスを移籍金1400万ユーロ(約19億6000万円)で立て続けに獲得した。しかし、これにとどまることなくさらなる補強を目指しているという。

久保は現在、Rマドリードのプレシーズンに参加中。Rソシエダードが完全移籍、Rマドリードが買い戻しオプション等の条件付き移籍を希望しているため、合意していないと、さまざまなスペインメディアが説明していた。(高橋智行通信員)