プレミアリーグのチェルシーが、スペイン代表DFアスピリクエタ(32)とマルコス・アロンソ(31)の獲得を希望するバルセロナに対し、合計で2500万ユーロ(約35億円)を要求するつもりだとスペイン紙アス電子版が4日に報じた。

バルセロナは今夏、大型補強を敢行し、ここまでコートジボワール代表MFケシエ、デンマーク代表DFクリステンセン、ブラジル代表FWラフィーニャ、ポーランド代表FWレバンドフスキ、フランス代表DFクンデの5人を立て続けに獲得してきた。

しかし、これにとどまることなく、さらなるチーム強化に努めており、今度は以前よりターゲットにしているチェルシーのスペイン代表2人の獲得を目指しているとのこと。そんな中、アス紙がチェルシーの関係者から入手した情報によると、チェルシーは移籍金としてアスピリクエタを1000万ユーロ(約14億円)、マルコス・アロンソを1500万ユーロ(約21億円)で要求するつもりだという。

バルセロナはその金額を支払うつもりはなく、値下げを希望している一方、チェルシーはその価格を譲る気がないため平行線をたどる可能性がある。しかしバルセロナはアスピリクエタに関して、すでに選手本人と1年延長オプション付きの2年契約で個人間合意しているため、楽観視しているとのこと。一方、マルコス・アロンソとの契約は難しいとみており、すでにトットナムのスペイン人DFレギロンやセルタのスペイン人DFハビ・ガランなど、新たな選択肢も検討しているとのことだ。(高橋智行通信員)