アトレチコ・マドリードがフランス代表FWグリーズマン(31)の買い取り額の値下げで、バルセロナと合意間近だとスペイン紙アスが14日に報じた。

グリーズマンはバルセロナからの2年間の期限付き移籍で、昨季からAマドリードに所属している。しかし、この契約に2シーズンの間に45分以上出場した試合が50%を超えた場合、4000万ユーロ(約56億円)の買い取り義務が発生するという条項が存在していることが現在、グリーズマンの出場時間を大きく制限しているという。なぜならAマドリードがこの支払いを回避できるよう、グリーズマンを今季ここまでの全試合で後半15分以降にしか起用していないためである。

しかし、バルセロナがグリーズマンの来季復帰を望んでいない一方、Aマドリードが買い取りを希望しているもののその金額を高いと感じているため、両者が歩み寄りを見せて新たな交渉を実施し、Aマドリードの希望額に近い2500万ユーロ(約35億円)程度に値下げることで合意間近であるとのことだ。そして早ければ今月30日までにまとまる可能性があると同紙は伝えている。

グリーズマンは今季ここまで、公式戦7試合全てに後半途中から出場し、わずか192分間の短時間ながら3ゴールを決め高い得点力を示している。

(高橋智行通信員)