バルセロナは1月31日、スペイン代表MFガビ(18)が今冬の移籍市場期間中にトップチーム登録できるようになったことを発表した。

背番号はこれまで着けていた30番から、6番に変更されることになる。

ガビはクラブとスペイン代表の両方でレギュラーを張りながら、Bチーム登録の選手だった。クラブが財政難ということもあり、スペインリーグの定めるサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)の条件を満たしていないことを理由にトップチーム登録が拒否されていた。

しかしバルセロナは全ての要件を満たしていると考え、27日に地元の裁判所に訴えを起こしていた。その後、31日に商業裁判所がバルセロナの正当性を認める判決を下したことで、同日、今冬の移籍市場期間中にガビをトップチーム登録することが可能になった。また、この内容はすでにスペインリーグにも通達されている。

ガビは昨年9月に26年6月30日まで契約延長し、他クラブに奪われないように契約解除金が10億ユーロ(約1400億円)に設定されていた。(高橋智行通信員)