カンボジアで開催中の東南アジア競技大会(SEA Games)のサッカー男子で、白星発進したカンボジア代表を実質的な監督として率いている本田圭佑が1日までに、プレミアム音声サービス「NowVoice」上で、自らの言葉で初戦を振り返っている。

本田にとって同代表での最後の仕事となる大きな大会。4月29日にU-22(22歳以下)カンボジア代表を率い、1次リーグ初戦で東ティモールと対戦。4-0で圧勝した。2日にはフィリピンと対戦する。

本田は「東ティモール戦ではいいプレーができた。ただ、守備、攻撃面でいくつか、修正が必要な部分が見つかった」と選手たちのプレーぶりを評価しつつ、修正を施していく。

その上で、「第1戦での選手たちのプレーぶりを、誇りに思う。このようなビッグゲーム、大きな大会の初戦では、緊張を感じて当然。自分もワールドカップ(W杯)やその他の大きな大会でそう感じてきた。にもかかわらず、彼らは勝利し、勝ち点3を手にした」と自らの経験も踏まえて言及。「決勝トーナメントに進むため、リラックスし、フィリピン戦に集中していく」とした。

「とにかく、多くのサポーター、スタジアムにたくさんの人たちに来てもらった。サポートしてくれた皆さんに、ありがとうと伝えたい」と感謝し、「ともに目標を成し遂げましょう」と呼びかけた。

この大会は、正式名称を東南アジア競技大会といい、東南アジアの総合競技大会で長い伝統がある。五輪のように陸上や柔道などさまざまな競技が行われ、サッカー男子は年代別代表チームの編成で戦う。

今回が第32回大会。カンボジア開催で、結果が求められている。