韓国の各メディアは5日、セリエAでナポリが33年ぶりに優勝したことを大々的に報じている。

ナポリは、ウディネーゼとのアウェー戦で1-1で引き分け、25勝4分け3敗の勝ち点を80に伸ばし、5試合を残してリーグ優勝を決めた。マラドーナ氏が所属した時以来のスクデットとなる。

韓国の各メディアがナポリの優勝を大きく報じたのは、韓国代表DFキム・ミンジェ(26)が所属しているため。キムはレギュラー・センターバックとしてチーム優勝に貢献した。韓国籍の選手がスクデットを取ったのは、史上初となる。

さらに韓国代表の守備の軸としても活躍中だ。しかし3月末の韓国代表対ウルグアイ戦後、韓国代表としてプレーすることに関して否定的なコメントを出すことで「今後、代表招集を断るのではないか」など、各メディアが報じていた。

事態を重く見た韓国代表のクリンスマン監督は4月に渡欧し、キムと会って直接説得。「キム・ミンジェは次の代表活動にも参加する」とコメントを出した。

またキムは、韓国代表の絶対的なエースFW孫興民(トットナム)と、試合中にもめることも何度かあった。試合中に仲間同士で言い合いになることはあるが、複数回あったことで、韓国国内では不仲説も出たことがある。3月の代表活動後、キムが孫のインスタグラムのフォローを解除したことが、話題になったこともある。