サッカープレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは7月31日、ユニホームを供給しているアディダスと新たに9億ポンド(約1670億円)の契約を結び、2035年6月までパートナーシップを10年更新した。

独スポーツウエア大手は米ナイキに取って代わり、15-16年シーズンからの10年契約で、23年ぶりにマンUの公式ユニホームスポンサーとなっていた。その時の契約は当時としては最高額となる7億5000万ポンド(当時約1340億円)だった。

ユナイテッドとアディダスは共同で声明を発表。「新しい契約はマンチェスター・ユナイテッド女子チームへのフォーカスを高めている」と、女子への力の入れぐあいを強調した。

マンUは今季、テンハグ監督のもと欧州チャンピオンズリーグ(CL)でプレーする。一方、米国人オーナーのグレイザー家はクラブ売却を検討し続けている。

グレイザー家は昨年末に正式な売却手続きを開始。カタールのシェイク・ジャシム・ビン・ハマド・アル・タニ氏やイギリスの億万長者ジム・ラトクリフ氏などが売却先候補に挙がっている。

ロイター通信がアディダスの最新の年次報告書をもとに報じたところによると、マンUとアディダスの契約には欧州CLに出場できるかどうかによる変動分が含まれているという。

仮にマンUが2季以上連続で欧州CLに出場できなければ、年間にアディダスから支払われる金額が30%減額されるという。

アディダスのグルデンCEOは「選手とファンの両方に喜んでもらえるよう、伝統と革新を組み合わせていく」とコメントしている。