南野拓実(28)が所属するモナコが、ラストプレーでロリアンに追いつかれ、2-2のドローに持ち込まれた。

モナコは開始2分で失点したが、前半17分に南野が起点になったゴロビンのゴールで追いついた。中央で相手に挟まれながらボールを受けた南野が股抜きドリブルで1人をかわし、つないだ流れから生まれた同点ゴールだった。

さらに後半24分には今夏アーセナルから加入したバログンが勝ち越し弾。勝利は目前だった。

しかし後半ロスタイム8分、ロリアンのパワープレーにやられた。ロリアンは性的暴行容疑による裁判のため、約2年ピッチを離れていた前マンチェスターCのメンディが、前線に配置した身長206センチのDFトゥーレへロングボール。これを同DFが頭で落とし、フェーブルが左足ボレーで蹴り込んだ。2-2になった瞬間に試合終了の笛が鳴った。

南野は先発して後半41分までプレー。終盤にはバログンのシュートがゴール前に走り込んだ南野にかすってネットを揺らしたが、南野がオフサイドの位置にいたためノーゴールとなる場面もあった。

首位モナコはこれで今季5試合を終えて3勝2分け。続く2試合はニース、マルセイユという上位陣が相手で、今季はじめのヤマ場となる。