パリ・オリンピック(五輪)出場を決めているU-23(23歳以下)ウクライナ代表が、25日に日本代表と福岡・ミクニワールドスタジアム北九州で対戦する。

同所で前日会見に臨んだルスラン・ロタン監督(42)は、侵攻を受けるロシアの五輪出場に反対の姿勢を示した。

以前、インタビューでロシアの五輪出場に反対することを語っていたことについて問われると、「五輪、そしてサッカーというものは平和の象徴、祭典です」と前置きし、「しかしロシアはサッカーというものを政治利用しようとしていると私は考えています。その五輪に出場しようとすること、または五輪に出場してしまったら、自国民の感情を高ぶらせて、攻撃的な感情をより強調することになる。よりウクライナの被害が増えてしまう可能性があります」と持論を展開した。

さらに「そういったように、サッカーが結果的に政治的な目的に使われることを危惧しているので、私は今でも反対しています」と改めて自身の考えを強調した。【佐藤成】