スコットランド・カップ準決勝で、セルティックのFW古橋亨梧とMF旗手怜央はアバディーン戦の後半途中までプレーし、MF岩田智輝は後半17分から出場した。FW前田大然は負傷欠場。連覇を狙うチームは3-3からのPK戦を6-5で制し、決勝に進出した。

前半2分に先制を許したが、同21分に古橋が前線で相手ボールを奪って抜け出し、右足でシュート。これは戻った相手DFにブロックされたが、そのこぼれ球をMFキューンが押し込んで同点に追い付いた。1-1の後半18分には旗手のパスを受けたMFフォレストが右足で決めて勝ち越しに成功。だが、後半終了間際に同点に追い付かれ、延長戦も1点ずつ奪い合って、そのままPK戦に突入した。

古橋と旗手は後半途中で交代しており、GKジョー・ハートが5人目のキッカーとして登場した。だが、37歳守護神のキックは左ポストを直撃して失敗。PKスコア5-5の7人目で岩田が冷静に仕留めると、相手の7人目のキックをハートが防いで勝負を決めた。

今季限りでの現役引退を表明している元イングランド代表GKは「自分からキッカーを志願したよ。自分は優れたPKキッカーだと信じている。今日は決められなくて残念だったけど、PKを防いで勝つことできた。決勝でもPK戦になったら、また蹴るよ」と言って笑った。