W杯北中米大会で日本代表(FIFAランキング18位)が初戦で対戦するオランダ代表(同8位)が、ホームでアルジェリア代表(同28位)に0-1で敗れた。W杯出場チーム相手に前半から主導権を握り、再三にわたり決定機をつくった。しかしゴールを奪えず、逆に後半41分に失点した。W杯に向けた調整、テストの場とはいえ、オランダのほころびが見えた。日本代表が勝ち点を取るためには何が求められるのか。そこで攻略の糸口を探った。

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オランダがホームで敗れた。欧州CL決勝を戦ったJ・ティンバー(アーセナル)は欠場し、メンバー8人を入れ替えるテストの意味合いが強い試合とはいえ、国内最後の壮行試合で不安を抱えた。クーマン監督の表情は明らかに沈んでいた。

一方で、日本代表には付け入るスキが見えた。

注目したいのは前半27分、アルジェリアがカウンターから決定機をつくった場面。

オランダは10人が敵陣に入って押し込んでいた。4バックの右CBファンヘッケ(ブライトン)がボールを不用意に前へ持ち出したところ、アルジェリアFWアムラ(ウォルフスブルク)のプレスバックを受けてボールロスト。こぼれ球を拾ったFWグイリ(マルセイユ)は、自陣で構えるDFファンダイク(リバプール)の脇のスペースを突くロングパスを送る。

右から走り込んだFWマレズ(アルアハリ)が受けると、左から駆け上がったフリーのアムラに丁寧にパス。GKフェルブルッヘン(ブライトン)が構えた中、アムラのシュートは懸命に戻った左DFファンデフェン(トットナム)がスライディングブロック。ボールはゴール枠を外れ、失点を免れた。

オランダは4バックのCB2枚で、攻撃時には両サイドバックが前へ出る。ボランチのデヨング(バルセロナ)がCBの近くに立ち、両CBとの連係で組み立てる。攻撃を下支えするビルドアップが強みとなる一方で、前掛かる陣形ゆえに中盤でほころびが出れば即カウンターのえじきとなる。

日本のような3枚のCBに両WBも最終ラインに戻る5バックとは違い、トランジション時の手薄感は否めない。

加えて「ボールキャリー」が持ち味のファンヘッケは、格好の狙いどころともいえる。

日本は粘り強く守り、カウンターから1点をかっさらった3月31日のイングランド戦(1-0)の再現となる。当然、オランダも課題の修正に乗り出してくるが、戦術自体は変わらない。

鋭いプレスバックや裏抜けができるFW前田、塩貝の起用も視野に、勝ち点をつかみたい。【佐藤隆志】

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