イングランド代表の主将ハリー・ケイン(32=バイエルン・ミュンヘン)が、アルゼンチンとの北中米ワールドカップ(W杯)準決勝を前に、チームは「完全に団結している」と強調した。英BBCが報じた。
ケインの発言は、準々決勝ノルウェー戦のパフォーマンスに対するトーマス・トゥヘル監督の評価にMFジュード・ベリンガムが疑問を呈したことを受けてのもの。
イングランドは11日にマイアミの暑さの中で行われたノルウェーとの消耗戦に2-1で勝利して4強進出を決めた。
15日(日本時間16日)には米アトランタで、準々決勝でスイスを3-1で下した前回王者アルゼンチンと対戦する。
ノルウェー戦の直後、ピッチ上でのインタビューでトゥヘル監督は、「イングランドは運が良かった」とし、「あらゆる意味でチームのパフォーマンスに満足していない」と述べていた。
それについて聞かれたベリンガムは、「まあ、どうでもいい。ピッチ上は厳しいんだ。過酷な試合だったよ」と答えた。
13日にBBCスポーツの取材に応じたケインは「あのような試合をして、試合終了の笛から5分後に質問され、彼(ベリンガム)自身、何を言われていたのかよく分かっていない状況で、ジュードに何と言ってほしかったのかな」と述べた。
ケインは続けて「我々は戦いを終えたばかりだった。こうした分裂を生み出そうとするのは簡単なことであり、それはこれらの主要大会におけるイングランド特有のやり方のように思える」とメディアをチクリと牽制(けんせい)。
その上で「しかし、実際は全くの逆だ。選手だけでなく、監督やスタッフも含めた完全な団結があるからこそ、我々のグループは今ここにいる。物事は時に、実際以上に誇張されることがある」と、イングランドのチーム内は分裂とは程遠い状態であると述べた。
トゥヘル監督の指導スタイルは前任者のサウスゲート監督とは異なるが、ケインは「彼(トゥヘル)は感情をストレートに表現し、人々はそれを評価している。彼が話すとき、それは決して台本通りではない。それが彼の彼たるゆえんである」と説明。
「それがごく自然に出てくるものだからこそ、我々は彼を信じ、彼の言葉を信じ、彼のアプローチを信じることができるのだ。彼が世界最高の監督の1人であることには理由がある。我々はそれを理解している。この2年間で我々は彼を知り、何が彼を喜ばせるのかを理解してきた」と指揮官への信頼を口にした。


