敗れたフランスのディディエ・デシャン監督(57)が大きな失望感とともに、主審への不満を口にした。レキップが報じている。
優勝候補の筆頭と目されていた中、スペインの守りを崩せず0-2と完敗。試合直後、フランスの民放「M6」のインタビューに率直な思いを語っている。
「当然ながら、大きな失望感がある。選手たちは打ちのめされている。我々は大きな野心を抱いていたからだ。たとえ今日戦術をしっかりとこなした相手チームに対し、技術的な面でワンランク劣っていたことは、論理的に考えて、認めざるを得ないとしても、まず第一にそれは我々の責任だ」
そして判定への不満を隠さなかった。
「ここで一つ質問を投げかけるが、それには答えないつもりだ。その審判には、ワールドカップの準決勝を審判するだけのレベルが備わっていたのだろうか? これまでにも何人かいたが、そのことについては答えるつもりはない。今日(火曜日)負けたからこう言っているわけではないが、いくつかの場面があった…。しかも、多くの場合、私たちに不利な判定だった」
この試合はエルサルバドルのイバン・バルトン主審が務めた。前半20分、ゴール前で空中に浮いたボールを巡り、フランスDFディニュがクリアしようとしたところ、体を入れてマイボールにしようとしたヤマルに蹴りを入れてしまい、PKを献上。スペインに先制点を奪われたことで、後手に回る展開となっていた。
ただ、スペインがボールを支配率を高め、組織だった守備でフランスの鋭いカウンターを許さなかったことが勝負の行方に行き着いた。
デシャン監督は敗因として「まず第一の理由は、我々の攻撃が、本来あるべき水準よりやや下回り、危険性にも欠けていたことだ。技術的なミスもいくつかあり、チャンスや好機を生み出せたはずのパスもいくつかあった。たとえ辛くても、これがハイレベルの試合だという事実を受け入れなければならない」。そして「スペインが一段と優れたプレーを見せた」と相手をたたえた。
今大会限りで勇退となるデシャン監督は、残すところ3位決定戦のみとなった。
「私は全力を尽くし、選手たちと共に試合の準備を進めて行く。最後まで勝ち抜くためにあらゆる手を尽くすことを目標にする。今回は目標を達成できなかった。その失望は大きいものだ。W杯という舞台ではあるが、私たちが成し遂げた良い点や非常に良かった点を消し去るつもりはない」と話し、勝利を誓った。(松本愛香通信員)
--【動画】フランスDFディニュがスペイン代表ヤマルに蹴り入れPK献上-https://www.nikkansports.com/soccer/worldcup2026/news/202607150000061.html--


