[ 2014年2月8日22時55分 ]笑顔で取材に応じる高梨(撮影・井上学)

 ノルディックスキー・ジャンプ女子で金メダル最有力候補に挙げられる高梨沙羅(17=クラレ)が8日、ルスキエゴルキ・センター(HS106メートル、K点95メートル)でソチ入り後、初のジャンプ練習を行った。

 3回の練習を行い1回目に98メートルで指定席についたものの、2回目は99・5メートル、3回目は96・5メートルでともにダニエラ・イラシュコ(オーストリア)に敗れ2位だった。それでも「ジャンプ台の感覚はつかめた」と前向きに話した。

 この日は昨夏、右膝に大けがを負いW杯を欠場していたライバルのサラ・ヘンドリクソン(米国)も参加。2回目から出場し、81・5、78メートルと飛距離は伸ばせなかった。それでも高梨は「モチベーションが上がる」と歓迎。2人のライバル対決の第2章が、初代女王を争う大舞台で始まった。