[ 2014年2月12日6時15分 ]

 スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢(15=バートン)の地元、新潟・村上市では、パブリックビューイングで約300名が声援を送った。予選第1組で早々に画面に平野が姿を現すと、会場は大盛り上がり。悠々と決勝進出を決めると割れんばかりの拍手と歓声でねぎらった。

 決勝は日本時間で午前2時半にもかかわらず、会場は超満員。同市初の五輪選手に相変わらずの熱い応援が送られた。そして歓喜の瞬間。ユーリ・ポドラドチコフ(25=スイス)に優勝をさらわれたが、スノーボード勢初、そして冬季五輪史上最年少でのメダル獲得に、会場はこの日一番の大歓声。平野の伯母で、最前列で快挙を見届けた橋本定美さん(47)は「滑り終わるまで心配だった。いろんなストレスもあったと思うけど、よく(周囲の期待に)答えてくれた」と涙ながらに祝福した。