<女子バスケットボール・Wリーグ:富士通82-58アイシンAW>◇29日◇秋田県立体育館

 富士通が、アイシンAWを下し5連勝、東アジア選手権のため中断となる年内最後のリーグ戦を白星で飾った。

 互いに激しいマンツーマンディフェンスを見せた第1Q、富士通は好調の船引まゆみの得点や、鈴木あゆみのインサイドと3ポイントなどで得点を重ねた。アイシンは前日26得点をあげた武藤を中心に攻めるが、三谷藍がしっかりとディフェンス。11点のリードで第1Qを終えた。

 第2Q、立川真紗美がいきなり3ポイントを決めリードを広げた。しかしここからアイシンが追い上げをみせた。小磯にボールを集めながらファウルを誘い、着実に加点。5点差まで詰め寄った。富士通は三谷の3ポイント、蒲谷千恵のドライブで点差を11点に戻し、前半を折り返した。

 第3Qは、アイシン小磯の3連続得点、対する富士通は中畑の3ポイント、三谷のドライブなど、両チーム一進一退の状態が続いた。

 最終第4Q開始直後、アイシンが連続得点を奪いあっという間に点差は4点に縮まった。岡里監督がたまらずタイムアウトを要求し、落ち着きを取り戻した富士通は、蒲谷のレイアップ、ドライブ、三谷の3ポイントなどで連続得点。完全に自分たちのペースに持ち込んだ。その後はアイシンの攻撃を三谷中心にしっかりと抑え、年内最後の試合を勝利で締めくくった。