ジャカルタ・アジア大会男子200メートル背泳ぎで入江陵介(28=イトマン東進)が、1分55秒11で銀メダルを獲得した。

今大会4個目のメダルだが、この種目4連覇を逃しただけに「悔しい気持ちだけです」と中国勢の躍進に危機感を募らせた。

予選は2分1秒74で全体の3位通過。「アジア大会なので、気持ちよくいかせてもらいました。個人種目では最後なので決勝はしっかりと泳ぎたい」と笑顔を見せていたが、その言葉どおり、決勝は抵抗の少ない伸びのある泳ぎで、メダル獲得につなげた。

28歳になった。競泳選手としてはベテランで、パワーなども落ちる時期だが、米国に拠点を移し、同国流のトレーニングを取り入れたことで、さらなる肉体の進化に手応えを得ている。今大会は個人種目で50メートル背泳ぎと100メートル背泳ぎで銀メダルを獲得。混合400メートルメドレーリレーも銀メダルだっただけに「タイムは1分54秒台前半で泳ぎたい」と金メダルへの意欲を見せていた。4連覇こそならなかったが、きっちりとメダルは確保した。