16年リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルの飯塚翔太(ミズノ)が、26歳の誕生日に2連覇を逃した。

 前日24日に100メートルを制したサニブラウン(東京陸協)に直線で屈し、20秒55(追い風0・3メートル)の3位。五輪リレーメンバーの桐生、ケンブリッジ、山県に続く“4人目の侍”として臨んだがサニブラウンを止められず「素晴らしい。(100メートル、200メートルの)2種目で勝っていて、相当な刺激をもらっている。次は負けない」と雪辱を誓った。

 それでも前日24日の予選でマークした20秒40で世界選手権(8月、ロンドン)参加標準記録(20秒44)を突破しており、この日表彰台に上がったこともあり代表は濃厚だ。「世界陸上ではいつも悔しい思いをしてきた。悔いのないように、スッキリとして終わりたい」と先を見据えた。