川内優輝(30=埼玉県庁)は9位だった。入賞の8位にわずか3秒ほど届かなかった。

 20キロ過ぎまでは先頭集団につけ、そこから一時は遅れた。それでもレース終盤は持ち前の粘りで少しずつ順位を上げた。最終盤には8位のワンジル(ケニア)に追いすがり、ゴール手前で捉えかけたが惜しくも入賞を逃した。

 3度目の出場となる川内は、日本代表として最後のレースと位置づけており「メダルを目標」と宣言して臨んでいた。