8月の世界選手権で9位だった男子マラソンの川内優輝(30=埼玉県庁)が13日、オスロへ向けて出国した。

 世界選手権後初のレースとなるオスロマラソンへ出場する。「タイムを意識せず、優勝だけ狙いたい」と話した。世界選手権後は「ロンドンロス」と約2週間練習意欲が湧かなかった。体重も約3キロ増えて66キロ。コンディションはよくないが、12月の福岡国際に向けて、徐々に状態を上げていく。

 100メートルの桐生祥秀(21=東洋大)が日本人初の9秒台を出したことについては「本当に多くの新聞が一面ですごかったですね」。マラソン界も「まずは日本記録の更新を」と若手の台頭に期待を込めた。自身も11日に都内の国立スポーツ科学センターで、100メートル走を測定し、13秒9だったという。「やばいなと思いました」と苦笑いだった。