男子1600メートルリレーは、東洋大(斎藤旬亮、桜井朴也、ウォルシュ・ジュリアン、吉津拓歩)が、3分7秒11で初優勝した。5連覇中の早大を0秒01上回った。

 3走として、中位でバトンを受け取り、1位に押し上げたリオ五輪男子400メートル代表のジュリアンは「走りは今シーズン一番よかった。前の人を抜けばいいと思っていた」。正式タイムが電光掲示板に表示され、優勝が決まると、仲間と輪になって喜んだ。28日の400メートルリレー決勝にも出場したが、桐生祥秀(21)からバトンを受ける時に飛び出しのタイミングが早く、V逸の一因となってしまった。「勝たなきゃ東洋大の陣地に帰れない」と笑顔で振り返った。

 最後に粘って、早大から逃げ切った4走・吉津は「走りを無駄にできないと思って走った」と安堵(あんど)した。