陸上の世界リレー大会開幕を翌日に控えた10日、日産スタジアムで前日練習が行われた。世界中から51の国と地域が集結する大会で、日本代表も最終調整を行った。

日本は山県亮太(26=セイコー)桐生祥秀(23=日本生命)らが入念に体の動きを確認。また多田修平(22=住友電工)は曲走路でスターティングブロックを使って、感触を確かめた。

日本はお家芸である「アンダーハンドパス」による連係を武器として、強豪国と争ってきた。男子400メートルリレーでは、08年北京オリンピック(五輪)銀、12年ロンドン五輪4位、16年リオデジャネイロ五輪銀と結果を出し続けている。

世界リレー大会は上位10チームが秋の世界選手権(ドーハ)の出場権を獲得。世界選手権は上位8チームが東京五輪の切符を得る。米国、ジャマイカ、英国など強豪が参戦し、かつホームで戦える世界リレー大会は東京五輪の絶好の予行演習にもなる。