20年東京オリンピック(五輪)男子マラソン代表に内定している十日町出身の服部勇馬(25=トヨタ自動車)が19日、陸上の日本グランプリシリーズ新潟大会(デンカS)にセレモニーゲストで登場し、大きな拍手を浴びた。「たくさんの方に報告ができて、たくさんの方から祝福の拍手を受けた。自覚を持って五輪に向けた練習に取り組みたい」と故郷新潟で気持ちを入れ直した。

国際オリンピック委員会(IOC)が16日に発表したマラソン札幌開催の代替案を知った時は驚き、戸惑い、動揺した。しかし今は平静で前向きだ。「決められた舞台で結果を出すのが一流のアスリート。強さのある選手になりたいと思う」と話した。

2位となった9月15日の代表選考会(MGC)では「終盤に競り負けた」と今後は「根本的な走力向上」をテーマに取り組む。「(五輪は)夢に見た舞台。日本記録を視野に入れて練習したい」と20年の快走を誓っていた。【涌井幹雄】