東洋大のエース相沢晃(4年)が圧巻の10人抜きの走りを見せた。3区(11・9キロ)で33分1秒の区間新記録を樹立した。

たすきを受けたのは11番手だった。先頭とは40秒差。スピード、ピッチと他とは段違いだった。前の背中をどんどん追い越していく。6・5キロ付近で10人抜きを達成し、トップに立った。追い抜く時も1度も並走させず、相手が競り合おうとの意欲も湧かせないほど別次元の強さだった。学生最強ランナーたる、ゆえんを見せつけた。

10月の出雲駅伝では3区区間賞も先頭に立てず、悔いが残っていた相沢は「今日は区間新で先頭に立つと思って走った。トップに立ててうれしい」と話した。