安部孝駿(28=ヤマダ電機)が49秒31で優勝した。

身長192センチの体格を生かした大きなストライドで、前半から積極的に前に出た。ただ、終盤はストライドを保てなかった。残りのハードル2台は、1台あたり15歩に。6台目以降も14歩で押しきる練習の成果は出せず、満足した様子はなかった。それでも、2位の19年世界選手権代表豊田将樹(富士通)とは0秒51の差を付けた。

体の状態はよかっただけに記録を狙っていた。すでに東京オリンピックの参加標準記録を突破している安部は「ちょっとまだレース慣れていない。内容も感覚的にも悔しい」と振り返った。