男子5000メートルでは学法石川・山口智規(3年)が14分9秒93で11年ぶりの大会新で1500メートルに続く2冠を達成した。

「東北最強ランナー」の学法石川・山口が男子5000メートルで大会記録を10秒更新して優勝を決めた。これで1500メートルと2冠。さらに2位の菅野裕二郎(3年)、3位の山崎一吹(2年)と学石(がくせき)勢でワン・ツー・スリー・フィニッシュした。3人の設定タイムは大会記録の14分20秒。山口と菅野が先頭交代しながら4000メートルまで1キロ2分50~55秒で刻んだ。

勝負に出た。山口は残り1000メートルを2分33秒のロングスパートで後続を突き放した。「ラスト1周で上げる予定だったが、4キロで田村の選手が出てきて負けられないと思った」。4月に5000メートルで高校歴代9位の13分46秒95をマーク。この日は記録よりも勝負に徹し、「今日は納得できるレース」。東北高校陸上に向けて、「東北はあくまでも通過点。ピーキングも合わせて勝ち、インターハイにつなげたい」と話した。