今年を最後に75回の歴史に幕を閉じる福岡国際マラソンが午後0時10分、スタートした。今大会は24年パリ・オリンピック(五輪)に向けた第1歩となる。

日本陸連は、パリ五輪マラソン代表選考会の「グランドチャンピオンシップ(MGC)」を23年秋に開催する。その男子のMGC出場権を懸けた争いがこの福岡国際から始まる。次の3項目のどれかをクリアすれば、MGC切符を手にする。

(1)2時間8分0秒以内

(2)日本人3番手以内で2時間10分0秒以内

(3)日本人6番手以内で2時間9分0秒以内

2時間6分11秒の自己記録を持つ設楽悠太(ホンダ)を筆頭に、6分台ランナーが4人そろった注目の今大会だけに、記録への挑戦も焦点となっている。