第98回箱根駅伝(来年1月2、3日)に初出場する駿河台大が16日、埼玉県内のキャンパスで会見を行い、法大時代に「爆走王」として注目された徳本一善監督(42)が「リトルボス」として、チームを引っ張ると宣言した。「今日の会見前に(日本ハムの)新庄監督の新人発表会見を見てきた」と明かした上で「ビッグボスにはなれないけど、リトルボスのような感じになりたい。駿河台大がかっこいいチームだと、お見せしたい」と意気込んだ。

同じ指導者として、新庄監督への尊敬の念を明かした。「新庄さんの発言は的を射ているし楽しい。監督が楽しそうにやっているから選手も段々楽しむようになる。チームを変えられるのは自分から。それを肌感覚で分かっている。リスペクトしています」。

駿河台大は予選会を8位で通過し、初出場を決めた。新庄監督の「優勝を目指しません」との言葉にも「その通り」と共感を示した。「ウチは普通なら(最下位)20位。活路を見いだすのは順位にとらわれないこと」。さらに「走る世界をオレが楽しめば変えられるんじゃないか。楽しみ倒したい。だからおもしろいプランも考えています」と明かした。リトルボスが箱根に新風を吹き込む。【近藤由美子】